2020年06月15日
二ヶ所拠点の生活が始まった。
毎月、4-5日間は東京に戻り、診察と雑用を済ます。
今月も先週木曜の晩から東京に戻り、月曜の晩に高山村に帰ってきた。
☆木曜の晩は友だちと夜の繁華街で遅くまで呑み、
★金土の晩は子どもたちと飯を食った。
☆東京の家は三人の子どもたちに任せてある。彼らもテレワークと大学のオンライン授業で家に閉じこもり、いい加減ストレスを溜めていた。
★IKEA港北店で家具類の買い出し。ベッドやソファなど、重点項目は良いお店で揃え、非重点項目はニトリ、イケア、カインズなどでコスパ重視で選ぶ。
☆行きつけの歯医者さんに行き、群馬北部の知り合いの歯医者を紹介してもらった。
★広尾開業以来十年来お世話になっている税理士さんと打ち合わせ。
まあ、盛り沢山の用事をこなしてきた。
そして高山に戻る。
東京・横浜は蒸し暑く、雑踏はゴミゴミしていた。
高崎・前橋あたりまでは都会の延長で、蒸し暑い。
渋川まで来ると少し空気が変わり、
山を越えて高山村まで来ると、空気が完全に入れ替わる。
田んぼの中を、ヒンヤリ涼しい空気が吹き渡る。
戻る場所が二つある生活。
今まで私のふるさとは、子ども時代に親と帰省した群馬や愛媛だと思っていた。
こうやって東京から離れてみると、東京も私のふるさとだったんだ。
都会の雑踏が懐かしい。
子ども時代から雑踏の中で生活していた。
小学生はラジオ作りやアマチュア無線にハマり、秋葉原の電気街(今はオタク街となっている場所)をウロウロしていた。
高校は都心の靖国神社の隣だった。
桜の季節には授業をサボって、北の丸公園の千鳥ヶ淵のボートを漕いだり、
神保町の古本屋街とスポーツ用品店街にもよく行った。
新宿は紀伊國屋、桂花ラーメン、歌舞伎町のジャズ喫茶「木馬」が定番だった。
ひとりでうろうろした街の雑踏が懐かしい。
東京も過去の街になったから、懐かしく回顧できる。
、、、とか、ノスタルジックなことを言っている場合でもないんだ。
東京も群馬も昔ではなく、今を生きている。
東京のオフィスでは前からのクライエントの診療で忙しい。
スーパーヴィジョンもある。
もう積極的には新患を取らないけど、知人からの紹介やウェブサイト経由でやってくる。
群馬でも同様だ。
新たな生活の枠組みを整えつつ、仕事も始めていく。
楽しいけど、大変だ!
なんでこんな生活を選んでしまったのだろう??