6月14日(日)午前中のグループSVは、
現場での参加が1名、
オンラインでの参加が10名、
計11名で行いました。
参加者からの振り返りを紹介します。
まず、初参加の方から。
初参加ということもあり、少し緊張してしまいましたが、とても有意義な時間でした。
教育現場など、第一線で活躍されている方々多くいらっしゃいましたが、私のようなあまり専門的な知識や経験のない者が、意見を述べて良いものかどうか、少し躊躇してしまいました。このような状態での参加でもよろしいでしょうか?
来週も参加したいと思いますが、参加費等々の事を聞くのを忘れてました。どのようなシステムで、どうしたらいいのか教えてください。
また、出欠はその都度先生の方にお知らせする形でよろしいのでしょうか?
人を支援するのに、知識や経験も必要だと思いますが、それだけではない、もっと大切なものがあると考えています。それをSVでは皆さんとともに見つけたいと思います。私自身も、それが何だか、よくはわかっていないんですよ(笑)。
専門的な知識を体系的な形で伝授する機会も、このグループSVとは別に作る計画です。
コロナ禍対応と、高山村こころの診療所オープン記念で、9月ごろまでは無料で行います。
今年度下半期からは参加費をお申し受けいたします。
はい、参加希望はその都度ご連絡ください。
今回は先生の診療所に何人かがいる状況でのzoomでの参加でしたが、全員がzoomではなくとも円滑に行えるのだと感じました。普段は出会えない群馬県や北海道の先生方のお話も聞けたので非常に有意義でした。
一つ目の事例については、母が依存していることとそのキーパーソンを決めていくことが重要だと学びました。子どもへの支援から介入していき、社会的資源を活用しながら母を支援していくことが大切だと学びました。
二つ目の事例は、SCとしての環境設定が結果的に家族のレジリエンスを引き出したのだと学びました。「安心不登校ライフ」のような素敵なネーミングは、家族を安心させ元気づけるものだと感じました。
一つ目の話題を提供した方からです。
今日は事例を皆さんに考えていただき、ありがとうございました。
お母さんも、息子も、そしてお姉ちゃんもそれぞれに相当な支援が必要な家族。人は誰かに支えられて生きているのですが、教員としては、子供が自立して生きていく力を付けていきたいと常に思っています。そこをまず中心に据えて、私が出来る事、SCさんが出来る事、管理職が出来る事、などを整理しながら、かかわる者達での情報共有、整理をしていこうと思います。こちらの主観だけでは偏りが出てしまうので、きちんと客観的な情報の整理をした上でこの事例に向かい合うべきだと感じました。
一時期zoom疲れがあり、久しぶりの参加となりましたが、やはり事例について様々な視点から話を聞くことができとても有意義な時間でした。
今回は2つのケースを扱いましたが、振り返ってみると、最初に田村先生から話にあった「支援者と当事者」の関係性について改めて考える時間となりました。保護者は、子供の支援者でもあり、親としての当事者でもあり、それは切っても切れない関係であるとケースを通して改めて感じました。教員も、当然のことながら子供や保護者の支援者であり、近くに行けば行くほど当事者的な色合いが濃くなるようにも感じます。スペクトラムのようなイメージでしょうか。自分が今どのような役割でそこに存在しているのかを常に客観的に捉えておく必要があると感じました。また、保護者が家で子供に関わる際も、そういう考え方があるということを教員と保護者とが共有することで、さらに見えてくるものがありそうだと感じました。まずは、自分の存在の役割と意味を考えながら過ごしてみたいと思います。
「支援者と当事者」という観点から付け加えると、教員は職場(職員室)の中では完全に当事者ですよね。管理職・学年・養護・SC・校務分掌など、様々な関係性が錯綜する中で、どう自分の役割を見出していくかが大切だと思います。
明日からの学校再開を控え、現場の様子をゆっくりシミュレーションする機会となりました。
高校でも、このような過程を経て入学してくるのだろうと、色々考えながら、聞かせていただきました。高校でも、ようやく最近では、児童相談所や子ども家庭センターとの連携が日常化されてきつつありますが、管理職が少々ピリピリしていますので、必ずしも円滑とはいえません。
今年は、入学式が中止された一年生の担任で、明日からは保護者との初めての懇談会が始まりますので、特に、中学校の時に不登校だった家庭には「安心不登校ライフ」を私の中のキーワードにしてみようと思います。
聴くこと、話すこと、見ること、感じること、意識すること、考えることって大事なことだと改めて感じた研修でした。皆さんとお話しする中で、「そうだ、私、いつもこんな風に思っていたじゃない」と我とわが身を振り返ることができました。
「どんな苦境にあってもそれを跳ね返すしなやかさがそもそも人間には備わっている」とういリジリエンスの考え方は、支援する者にとっても、当事者にとっても希望が持てます。それを信じ、その人の持つ強みを生かし働きかけ、共に未来を描くソーシャルワークに可能性を感じました。
マイケル・ウンガ―は「レジリエンスとは重大な逆境のもとで、自らの幸福を維持するための個人の持つ心理的、社会的、文化的、身体的、社会的資源に舵をとるための能力であり、なおかつ、それらの資源が文化的に意味のある方法で提供されるよう折り合いをつける個人的、集団的な能力である」と言っています。たとえリジリエンスが備わっていても、それを発現させるためのきっかけは必要です。しかも提供される資源が本人にとって価値あるものでなくてはなりません。私は、当事者・支援者協働して価値を創造するソーシャルワーク、対話による協働がリジリエンスを発現させるのではないかと思っています。「人の心を動かすものは人なんだな。リジリエンスを発現させるのはやっぱり対話なんだな」と実感する研修でした。
オンライン研修は、全国の多様な地域、立場、職種の方々が一同に会す貴重な機会です。
このような機会を提供くださったことに、心から感謝します。あまり外見に気を配れない私でしたが、画面に映る我が身に驚きました(笑)!自分のことが自分自身、一番わかっていなかったことに気づき、あわてて美容院に飛び込みました。画面に自分が映ることで否応なしに自身をふりかえれる。オンライン研修の副産物(笑)に感謝します。
期せずしてレジリエンス(Resilience)が今回のキーワードになりましたね。
レジリエンスを発揮させるのは対話、、、
そういう意味では、この研修会・スーパーヴィジョンは参加者にとってのレジリエンス発現の場になれば嬉しいです。
私自身にとってもそうなんですよ!