2020年05月31日
昨日5月30日にリノベーションが完成。
工務店から引き渡しの儀式を終え、住み始めました。
古く、太く、黒ずんだ柱に、白く、新しい床と壁。
これから新しい生活が始まります。
本当は1週間前に受け渡される予定だったので、
いつもの「子どもと家族の研修会」の予定を入れてしまいました。
建屋はできたものの、内装も外装もまだまだ未完成です。
延期しても良かったのですが、予定どおり開催してしまいました。
3名が来訪し、5名がオンライン、計8名が参加してくれました。
さっそく感想を送っていたいたので、そのまま掲載します。
古民家の雰囲気がとても心地良い感じがしました。木の香りと野鳥のさえずりそよ風も吹いて穏やかな安全な場所ですね。玄関は大きな土間になっていて、多くの方を迎え入れてくれる間口の広さも良いと思いました。
古民家まで行き着くエピソードをお話しした通り探検や冒険しているようなワクワク感がありました。迷いながらも人の助けを借りながら古民家というゴールにたどり着いたことと自分の人生と重なって思えて来ました。
とかく社会や学校はスピードと正解を求められ、常識という名の幻を押し付け気味に感じます。
ゆっくり試行錯誤しても いいのでは?と思います。子供の不登校をきっかけに学んだことがたくさんありました。そのひとつひとつが腑に落ちます。みなさんのお話しもいろいろな考え方やエピソードがあってとても有意義な時間を過ごさせていただきました。そして安心して話せる雰囲気と場所を提供してくださった田村先生と皆様に感謝しております。
被支援者の方もいらっしゃる場で、どんな研修会になるのだろうとドキドキしていましたが、とても楽しく2時間話を聞かせていただきました。
立場が異なると感じてることが異なること、当然のように思っていましたが、立場が異なっても共鳴する部分が必ずしもあるのだなと学びました。来週からの学校再開においても、子どものことを主体的にとらえること、何を自分が大事にしたいかを考えること、ひとつひとつを大事にして養護教諭という立場を全うしていきたいと思います☺︎
今日のミーテイングは、わたしにとって今までで一番心満たされるものでした。先ほどからずっと理由を考えているのですが、自分でもよく分かりません。先はどうなるのかわからないのでしょうが、とりあえず来週から通常通りの勤務になります。なので今日はわたしの中で、StayHome週間を通じて、図らずも経験していた内省期間を一旦終えるような気持ちになっていたのかもしれません。こんなに短期間で何度も田村先生のミーテイングに参加したことはなかったので。
それとも、もしかしたら古民家マジックなのかなぁ、とも本気で思いました。草津の別荘から発信されている時よりも、温かく迎え入れられているような感覚が、画面を通してでもありました。直接参加された方のお一人が、お祝いにとお酒でしょうか?お持ちになっていたのを見た時あたりからも、そんな気持ちが昂まってきたように思います。
オープンダイアログをきちんと学んだことはありませんが、きっとこういう感じを言うんだろうな、と思っていたら田村先生もそうおっしゃってたので、やっぱりそうだったんだとそれも嬉しい気持ちになりました。
同様に心に残ったことは、お子さんの休校中の勉強の遅れを気にされる方に対して、支援者陣が一生懸命そんなの大したことないとあれこれ言ったことよりも、当事者のお子さんが言われたという一言がパッとあの場の雰囲気を変えたように思いました。それも、こういったグループならではの良さだなぁと感じられました。
支援者としての自分をほとんど意識せずにいられることの嬉しさや、心地良さを語りましたが、「家族っていいものだよね、ありがたいよね」っていう話になった時に、「これはこの流れ一本になるのは危険」と感じ、何か言わなくては!と思ってしまったのは、やはり支援者的視点だったようにも思います。
Zoomでのミーテイングは、やはりタイミングよく口を挟みづらいことが難点のように思うので、チャット機能がお互いにうまく使えると、もっとミーテイングが充実するなと思いました。
わたしは、支援者ではありますが、こちらのミーテイングが本当に好きだなと思いました。どういうわけか、とても素直な自分でいられる気がしています。それはやはり、田村先生が安全・安心な場を作ってくださるからですね。
(田村)
いや、ホント古民家マジックだと思いますよ(笑)
「場」の持つパワーはすごいですね。
西麻布のチョー都会から高山村に移り、蛙トープ、いぶき会館、村役場会議室と場所は転々としましたが、研修会でやっている中身は、私からすれば普段と変わりないんですよ。参加者も、いつもの常連さんから初めての人まで、いつもと同じです。
言葉では、理屈では説明できない何かがあるんですよ。
確かに、私自身が安心しているんだと感じます。気候的にもちょうど良かったでしょうか。暑くも寒くもなく、緑と鳥のさえずりに囲まれた空気はとても新鮮です。私自身が望んで移ってきたこの場所で、人々を迎え入れることができます。言葉や表情や雰囲気を超えた何かがあるのでしょう。それがここにいる人たちばかりでなく、オンラインでも伝わったのかもしれません。不思議です!
続けて、参加者からのフィードバックです。
「ついに田村先生の古民家療法が始動される!!」
私はとてもわくわくした気持ちがありました。今までの研修会に参加して、その体験の効果を自分自身で実感し始めてきているところでしたので(安心・安全な場で自分を出して皆さんと関わること)、場所が古民家になるとどんな感じになるのか、とても興味がありました。
幸運なことに私の自宅から近いので、来所を希望させて頂きました。リノベーションが終わったばかりの本当にできたてホヤホヤの貴重なタイミングに、伺わせて頂くことができて大変光栄に思いました。
古民家に触れたのは初めてでしたが、なんとも言えないどっしりとした落ち着いた雰囲気を感じました。大きな家屋、広い庭、歴史を感じる黒い大きな木と新しい木の香り。昔と今が融合されていて歴史を感じながらも新鮮さも感じました。玄関からとても爽やかな風が入ってきましたが、暖炉もあるので冬は優しい暖かさに包まれる空間になるのではないかと想像しました。
研修会ではオンラインの方とどのように繋がるのか、楽しみがありました。先生のパソコンを通して皆さんのお顔を拝見したら、私も皆さんに顔をお見せして話したいと思い、していたマスクを取り、話してしまいました。画面の中で私だけマスクをして話すことがなんとなく壁を作っているようで嫌だったのだと思います。皆さんに私の表情をお伝えして、より身近に繋がりたい気持ちがありました。
しかしながら、私のいる空間には同じく来所された方が近くにいますし、何より田村先生は私のすぐ隣でパソコンを持っていらしたので、会が終わり家に帰ってから、私はマスクを外して話すべきではなかったか、と不安になりました。今の生活では自宅と家族の前以外でマスクを外すことはほとんど無いので、マスクを外すという行為にとても敏感になっている自分を感じました。あの場で自分がマスクを外してしまったことで、その場に一緒にいらした方の感染リスクを高める行為だったかと反省しました。そうすると、あの時とっさにマスクを外して皆さんにお顔を見せて話したいと思った自分は?
私の中で得たい安心感がかち合っていることを知りました。皆さんと表情を合わせて繋がる安心感とリアルな場ではマスク着用での安心感。私と同じように来所した方々はその辺どのように感じたのか伺ってみたいなと思いました。
普段 家族について 話したり、他の方のお話に触れる機会や場所はあまり…殆どないので 昨日はとても貴重な時間を頂きました。
例えていえば、学校のマラソン大会で他の生徒は遥か先に走っていっており、その後ろ姿さえ ましてやゴールも見えず、1人足元を見ながら走っている状態が永く続いていました。
そんな中、古民家マジック!と、終わった後の立ち話のおかげで、給水コーナーでのエネルギー補給ができ、これでもう少し 走れる距離が伸びた感じです。
安心 安全な場所と空間でのエネルギー補給に 感謝しております。ありがとうございます。
初めて体験するスタイルでのミーティング、殆ど初めての方ばかり。どんな様子で進むのだろうと緊張しているました。
PC画面に古民家が写り、鳥のさえずりが耳に入った途端、心が落ち着きました。そして皆さんがご自身のことを語っていかれる様子に、自然と溶け込んでいけました。リラックスしてというところまでは難しかったのですが、安全な場だと感じることができました。
みなさんのお話しを伺うことで、自分も話していいんだという素直な気持ちになれました。肩書きも立場も気にせず、ひとりの自分として語れる貴重な時間でした。
場の雰囲気、古民家パワーはネットを通して伝わるものなんですねぇ!!!