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斎藤環の新書

2020年02月09日
斎藤環著)中高年ひきこもり (幻冬舎新書)

「成熟とは何かを失い、諦めていく過程」
「ひきこもりという現象は私たちの社会がある種の必然として生んでいるもの」
(ひきこもりの背景にあるのは)「家族主義の文化。成人した子どもが親と同居する割合が高いこと。また経済的な豊かさも。」
「人格とか成熟といった概念は、そう固定的に捉える必要はないのかもしれない」

斎藤環氏の最新書は彼の本音が書かれていて面白い。
私の大学時代の後輩なので贔屓するわけですけど(?)、彼の著作は時にすごい難解で私が読んでもさっぱりわからないのですが、これは読みやすく、共感できる部分がたくさんあります。
肩に力を入れない「語り下ろし」という書き方がとても読みやすくしています。
アマゾンではすでにベストセラー1位とか!