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夏合宿参加者からのフィードバック

2019年10月03日
二泊三日の合宿は、心の支援者たちが安全な場所に落ち着き、じっくり自分を深める機会です。その趣旨については別の記事に書きました

参加者の何名かから、合宿を体験したフィードバックを戴きました。
ご本人たちの了解を得て、プライバシーに配慮し一部割愛してご紹介します(ハイライト部分は私の意図です)。
皆さんが体験したことのフィードバックですから、さらに私からのコメントは差し控えます。私の体験を皆さんに伝えられたことを嬉しく感じています。

 合宿では、お世話になりました。話を聴ける人たちに聴いてもらえた脱力感と、後から湧き上がってくる過去の記憶や、訳の分からない感情が落ち着くまでに3日ほどかかりました。

 夏合宿が終わった後、言葉に言いあらわせない感じありました。閉ざしたものを開けたかったのか?自分なりには、今までも安全な人には話していたはずなのに、合宿での語りは特別なものとなりました。
 その後、先生のブログを拝見し、ざわざわしていた不思議な感覚が静まったような思いです。合宿で得たものは、自分ではわからない深いものがありその淵にたったような感じです。上手く言語化できずすみません。

 私の場合は、〇〇のことを考えたいということを始めから思っていました。一つの区切りとしてその意味を考えたかったのです。そして、皆さんに聞いていただいて、出てきた答えは、私が思ってもいなかったものでした。自分が気づかなかった「自分」に気づけたように思います。
 専門家の皆さんが聞いてくださったこと、そしてその円の外側に田村先生がいるという二重構造になっていてとても安心感がありました。これまで劣等感を抱いていた事柄に対しても、そんなことがあってもいいかと、少し思うことができてきたかなと思います。

 私にとっての夏合宿は何だったかと思うと、自らに課した役割と与えられた役割を思い出す場だったと考えています。〇〇の後、自分を振り返ると何があっても諦めず、ひたすら前進あるのみと決めて頑張ってきましたが、思ったように物事を進められず、時には他人の問題に巻き込まれてイライラし、自分を見失いそうになることも多かったです。でも、私はダースベイダーにだけはなりたくなく、光のある道を歩みたいと切望していました。光のあるところに行けるよう、ムリのない範囲でボチボチやっていきたいと思いました。そして、あの短時間で田村先生が私のテーマである「光」を取り上げてくださり、先生の臨床力に感謝しました。

今回の合宿では「クライアントを早く理解したいと思って、解釈を伝えてしまう姿勢」が自分の臨床でもあるなあ、とはっきり気づけました。これまで、解釈によってクライアントの安心感を脅かしていたのではないか、クライアントを理解するためには、質問形式で些細な事から慎重に伺っていこうと、日々の臨床に結び付けて、しっかり学ぶことができました。
私の場合、クライアントに対してずばり言い当てる事で、「どうだー」みたいな満足感、いや優越感を得たい気持ちがあったのだと思います。最近、そういうことにどこかで気づき始めていたのだと思います。どこかに「勝ちたい気持ち」があるんですね。大変貴重な気づきでした。

以上です。ご参加ありがとうございました。