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取材記事と癒しのオーラ

2018年09月12日
先日、「セラピスト」というヒーリング系の雑誌のインタビューを受けました。
私はこの雑誌のことは全く知らなかったのですが、今月号は「家族療法」の特集ということです。

私の行っている家族療法について記者さんから取材を受け、
「夫婦」男女の違いを乗り越え、家族の土台をパートナーと築いていきましょう。
という趣旨で記事をまとめてくれました。

こちらの方は、雑誌を買わないと読めないのですが雑誌に載せきれなかった余談をウェブ上にまとめてくれました。
父親が家族に関わるコツとして
父親は、心の鎧を外して、家族に弱みを見せましょう
という趣旨の記事です。こちらは、ウェブ上で読むことが出来ます。

さらに余談なのですが、記者さんからのメールに次のように書いてありました。

取材時に田村先生の癒しのオーラの感じをまだ覚えています。

癒しのオーラって何なのでしょうか?
こんな風に言われたのは初めてなのですが、言われてみれば自分自身でもそうなんだろうなぁと感じる気持ちはよくわかります。
この記者さんは、前もって私の著書を読んでくれました。
とても感動したというので、どの部分がヒットしたか尋ねました。
自分自身のことを書いたあとがきの中で
「妻を亡くした後、世界観が変わり、私の住む世界が小さくなりました。」
という部分だそうです。さすが編集者。ピンポイントで指摘してくれます。

「癒しのオーラ」って、感覚的なもの、主観的なものだから、言葉(理屈)で説明しようとしてもあまり意味がないのですが、あえて試みるとこんな感じかなと思います。

1)感性の深い部分で繋がる安心感。
そのためにはお互いの感性を見せ合います。私は記者さんの感性は見えてないので何のオーラも感じませんでしたが、記者さんは私の深い感性を知ってくれていました。

2)向き合った時に受けるイメージ。
言葉からもイメージは伝えられますが、それ以上に大切なのがnon-verbal communicationでしょう。表情、視線、姿勢、緊張状態、身のこなし、息遣い、発する言葉のトーンなどです。これらによって、我々は意図せずして、その時の感情状態を相手に伝えています。その時に、自分がどれほど安心した心(癒された心)でいるか。あるいは緊張や不安など(癒されていない)心でいるか。そういうのを、我々は無意識のうちに読み取っているのでしょう。