2015年09月02日
ひきこもっていた子どもが外出できるようになりましたが、人が怖くてアルバイトまでには至りません。これはまだ社会的ひきこもりですか?
今まで外に出ることが出来なかった人が外出するようになったのはとても良い変化です。
もはや物理的にはひきこもっていはいないわけですが、心理的にまだひきこもっています。
社会的ひきこもりは、現象として社会に出ていかないことを指しますが、心理的には、人と交わることの不安感です。人からどう見られているのかという不安、人と会話して交流する人間関係の不安などが強いと、外に出てもアルバイトはできません。
人が社会の中で問題なく生活するためにはどうしても人と交わることが必要になります。それを、できるようになることが回復の一番大切なポイントです。