2014年11月21日
メール相談と面談では効果の違いはありますか?
単発の相談では、効果の違いはそれほど大きくありません。
しかし、繰り返し継続した相談になると、面談の方が効果が高くなります。
単発の相談では、現在の状況を伺い、今後の見通しや情報提供をお伝えします。1回の相談ではあまり深いやり取りはできませんので、メールでも電話でも効果の差はそれほど大きくありません。
しかし、何度か相談していくと効果の違いが現れてきます。
ひきこもりや不登校、夫婦間の問題などは、表面的な情報提供ではなかなか改善しません。これまでの経過やさまざまな思いなどを深く伺う中で解決策が見えてきます。そのために、何度も繰り返して相談を行っていきます。
面談では、セラピストとの信頼関係をもとに、じっくり落ち着いて自然とお話を深めることができます。多くの方にとって、メール相談よりもより高い効果が得られます。
メール相談では、相談される方がご自身で自分の気持ちをどの程度深められるかによって効果が大きく異なります。面談と違いその場での言葉のキャッチボールがないので「その部分をもっと聴かせてもらえますか?」といった相手からの「つっこみ」がありません。メール相談は独り語りの要素が大きく、交換日記のように、自分自身で内省した思いを相手に伝えます。そのようなやりとりがしっくり来る方にとっては効果が高いと言えます。